大吉祥寺.pmに参加してきた #kichijojipm

07/12(金)に仕事で東京に出張→宿泊だったので07/13(土)の 大吉祥寺.pm に参加してきた。

参加登録する時点ですでに20人弱待ちの補欠だったけど、このくらいなら余裕で繰り上がるだろうと参加登録。前日の夜に繰り上がりで参加できるようになった。

ちなみにpmはPjM(プロジェクトマネージャー)やPdM(プロダクトマネージャー)の略ではなくPerl Monger(Perl使い・Perl屋)らしい。た、多分ね。

オープニングトーク中には会場に着く時間にホテルを出たけれど、四ツ谷での乗り換えを2度も間違え 、更に 特別快速に乗るミス も重なり、吉祥寺駅に到着したのはちょうど基調講演が終わったくらいの時間だった。

飲料情報にあった自販機で飲み物を買っていると今回の登壇者の すてぃお さんがいたので(勇気を出して)話しかけ、お話をしつつ会場まで行った。

受付をしようとしたら Kirika_K2 さんがカメラマンをやっていたので挨拶とお話をしつつ受付をすませた。
(なお私が今ソフトウェアエンジニアをやれているのはKirika_K2さんのおかげなので本当に感謝しています。マジ恩師)

ここから各発表の感想ゾーン


多様性の時代を生き抜くキャリアプラニング

www.docswell.com

自分自身のキャリアプランと、マネージャーとして部下のキャリアプランニングをどう支援していくのかのお話。
私は1年前からマネジメントの役割もやりだしたマネジメント一年生なのでかなりわかりみの深いお話だった。

印象に残ったのは自分のWHYを見つける、という部分でミッションステートメントを定めたという部分。
ミッションステートメントとは違うけど、数年前私も自分が大事にしたいこと・目指すものを定義して職務経歴書に書いていたのでついでに貼っておく。

顧客の多くが満足できるようなサービスに携わりたい

※理想的には全ての顧客が満足できるのがベストである前提で 何を提供することで対価を得るのか、を重視したいです。 自身が作るサービスを使うユーザー、顧客には満足してもらい、その上で対価を得たいです。

自身の能力を活かしてビジネスを加速させたい

自身が持つスキルセットもしくは今後獲得するスキルセットを活用し、ビジネスに貢献したいです。 ビジネスをして価値を届けて満足してもらいその対価を得る、そのサイクルを加速させたいです。

自分自身のWHYは行動や意思決定の根底にあるものだと思う。とても大事。
当時これを定義したことで、自分の取るべき行動がはっきりした気がする。


開発部に不満を持っていたCSがエンジニアにジョブチェンしてわかった「勝手に諦めない」ことの大切さ

speakerdeck.com

CS(ユーザー対応部署)とエンジニアのやりとりにおける、両サイドの期待していること、考え方を言語化し、歩み寄るアプローチについて解説されていた。
CSとエンジニア両方を経験しているからこそできる知見・マインドの共有でとてもありがたい発表だった。CSとやり取りする全エンジニアに見て欲しい。

今の会社でも技術的な問い合わせについてはCSとエンジニアでやりとりするし、CSの先にいる顧客が直面している問題を解決するために日々頑張っている。
エンジニアとして顧客の求める新しい機能を作っていきたいし、顧客が直面する問題を起こさないようにする仕組み、CSに問い合わせる前に顧客自身で解決できるような改善を行っていきたい。

君たちはどうコードをレビューする (される) か

speakerdeck.com

コードレビューについて、出典やエビデンスを示しつつなぜやるのか、ケーススタディ、やる際の心構え等についての発表だった。

"新しくJOINしたばかりのメンバーには、レビュー(コメント)だけお願いし、Approveは既存メンバーにやってもらう" というパターンはよさそうだと思った。

"歴の長いエンジニアのコードだし大丈夫だろう。と思考停止しない。コードと向き合う" という点は、まさにその思考をしてしまう瞬間はあるので心に刻まねばとなった。


組織のスケーリングと持続性

speakerdeck.com

スタートアップとして数人のエンジニアで始めたプロダクト開発がビジネスとして軌道にのった際、エンジニア組織をどうスケールし、どう持続されるのかのお話。

私がいまいる会社もまさにスケールアップしているところで、エンジニア組織もどんどん大きくなっている。

エンジニア組織のスケールがビジネスのスケールに正しく貢献できているのか、どの程度貢献できているのかを問われたら、まだ私はそこに回答できる思考や考え方は持てていないなぁ、となった。会社の偉いEMにでも聞いてみようかしら。


お昼休み

ぼっち参戦だった私のお昼ご飯を救ってくれたのは受付時に書いたネームプレートの「ランチに食べたいもの」欄だった。
お昼休憩が始まったところでロビーで同じ食べたいものを書いている人と集まりランチに向かうという仕組みで、ぼっちでも難なくランチに行くことができた。
ラーメンおいしかったです。


Linuxコンテナの歴史を追うとコンテナの仕組みがわかる

speakerdeck.com

今Docker等で広く利用されているコンテナ技術を、Linuxコンテナの歴史をたどって説明していくお話。1970年代のchrootから現代のdockerまで。
コンテナとはプロセスである。ここから知らなかったので学びが多かった。

コンテナの中に入ると外の世界のプロセスが見えなくなるデモはわかりやすかった。


デジタルデザインのこれまでとこれから

デジタルデザインのツールや動きを、現実世界の出来事と交えて1年づつ解説しながら2025年まで進んでいくお話。

◯◯もう10年前なの!?みたいな驚きや◯◯あったなぁ…という懐かしみがありつつ時代の変遷を改めて感じた。


僕のキャリアとワインと鍋

speakerdeck.com

ソフトウェアエンジニアが飲食店を経営するまでの歴史と飲食店経営における戦略についてのお話。

特に経営における戦略部分は、ここまで話していいやつなの?と思っちゃうくらいには詳細なデータが出ていた。

CSがエンジニアにジョブチェンジしたお話のときも思ったけど、異なるロールもできるエンジニアは強いなぁと感じた。

ワインと鍋、行きたいと思いつつまだ行けていない。今年中には行ってみたい。


ドメインモデリングの現在地点

scrapbox.io

ドメインモデリングについての説明と、「ビジネスロジック」の定義手法などについてのお話。

私の知らない単語や概念が複数出てきて、勉強不足を感じた発表だった。 Always-valid Layer というvalidな層とvalidではない層を分けて考えること、処理を言葉で説明した際に「そして」や「または」が出てきた場合その処理は複数の責務を持っている、は多くの場面で活用できる考え方だと感じた。勉強になった。


LTタイム

5分経過したら無慈悲に打ち切るタイプではなく、慈悲のあるタイプのLTだった。
流石に全LTに対する感想を書く気力はないのでいくつかピックアップして書く


僕はまだ見ぬ誰かを動かすために登壇をする。

speakerdeck.com

登壇と幸福について。幸福。登壇。コミュニティ。他者との関わり。他者への貢献。

私もコミュニティに助けられた部分は大きい。だからコミュニティへの貢献として運営スタッフのお手伝いをやったりしている。
登壇もね。頑張っていきます。

まとめ

吉祥寺.pm、初参加だったけど楽しかった。 新幹線で帰る都合で懇親会には参加できなかったけど、イベント自体はフルで参加できて嬉しかった。
夜から始まるイベントだとどうしても途中で退出することになるので、個人的に日中に始まり夕方くらいに終わるイベントはありがたい。

登壇者の方、参加者の方、そして運営スタッフのみなさま、お疲れ様でした。またどこかの勉強会でお会いしましょう。