2024/09/06 に開催された アクセシビリティやるぞ!LT祭り ~ 名古屋出張編 ~ で登壇&参加してきました。
LTを申し込んだ時点では話すことを何も決めていなかったのですが、なんとか当日までにLT資料を作ることができてよかったです。
申し込んでから何を話すのか決めるという登壇申し込み駆動は、LTやってみたいけど何話せばいいのかわからないって方におすすめです。
アクセシビリティチェックを後回しにしないためのツールを作ってる
アクセシビリティのテストは後回しになりがち。開発終盤のQAチェック時にはじめてアクセシビリティの指摘が出てきたりする。でもリリースは目前。やばい!
をどうにかするためのブラウザ拡張を作っているというお話です。
詳細は下記リンクのGoogleスライドをご覧ください。
docs.google.com
知ってもらおう・体験してみようのセクションで、スクリーンリーダーの操作を実際に試してもらうというアプローチをしているお話があり、 スクリーンリーダーは「多様な状況のうちのひとつ」なのにその印象だけが強く残ってしまう、と続きました。
この部分はまさに私がその印象を持ってしまっていたなとなりました。
後述しますが、このあとの懇親会で色々お話させていただき、自分の視野の狭さを実感しました。
最速アクセシビリティチェック
アクセシビリティチェックRTA。最速の手順(要出典)のお話です。
詳細は下記リンクのGoogleスライドをご覧ください。
docs.google.com
確認する基準を確認・決めることが大事。
WCAG 2.0/2.1/2.2 の A/AA/AAAのどれで見るかで工数が変わるとのこと。
JISがWCAG2.0と一緒らしいのでこれを基準として考えるとよい、と仰っていた気がします。
またチェック結果記録シートを作るのだけれどどう作るのが大事で、実際のテスト手順や効率的に、スライド内で紹介されている構造にすると後で捗るとのことでした。
実際のチェックは、部分的なところからチェック。どんな手順で確認していくのがよいかはスライドにあるのでご覧ください。
テストのチェック結果記録シートは業務でも作ったりチームメンバーが作ったものをレビューしたりすることがあるけど、実際にテストを行うことを想定した上でチェックシートを作るのは私も大事だと思っているので「この手順だと非効率だったりしないか、もっと効率の良い手順はないか」は私も考えたりしています。
axe-dev-tooltipを作ったので御覧ください
アクセシビリティチェックツールを作ったお話です。
冒頭でツールを作った話被りをしてしまった!とお話されていましたが、アプローチが異なっていたのでどちらにもどちらの良さがあると思いました。
npmでインストールして起動すると画面右下に専用のチェックボタンが表示され、チェックに引っかかったものが赤枠で囲われたりする仕組み。そしてチェックをすべて通過するとチェックボタンが消えるという仕組み。チェックを全部通過するとスッキリするのでよい仕組みだと思いました。
実際のツールは下記リンクのGitHubからご覧ください。
github.com
アクセシビリティとの出会いと最近の改善事例について
私の発表です。発表資料は下記リンクのGoogleスライドをご覧ください。
docs.google.com
アクセシビリティスペシャリストではない私がアクセシビリティで気をつけていることややっていることを紹介してます。
アクセシビリティで個人でできることは色々あるよ!という気持ちで書いたので興味があればスライドをご覧ください。
なお、スライド上に記載している aria-disabled
属性について口頭で「disabled属性がついているとスクリーンリーダーで読めない」と説明をしたんですが、その説明が間違っていました :bow:
すぐに訂正をしてくださった ymrl さんありがとうございました!
button要素にdisabled属性を使ってもスクリーンリーダーで読めます。Tabキーでフォーカスできなくなるだけです(一応) #a11yfes
— ymrl (@ymrl) 2024年9月6日
ymrlさんが aria-disabled
属性についてQiitaに記事を書かれています。詳しく知りたい方は下記リンクのQiita記事をご覧ください。
qiita.com
n周目のアクセシビリティ やったこと/やらないこと
最近転職して社内でアクセシビリティを広めるためにやったこと、その反響や進め方のお話です。
詳細は下記リンクのGoogleスライドをご覧ください。
docs.google.com
社内の活動としてアクセシビリティ勉強会などの実施をされていました。
中でも印象に残ったのは、ビジネスを行っている企業の中で、どのようにアクセシビリティ活動を推進していくのか、というお話でした。
登壇者である ahomu さんの企業はもちろん、すべての企業におけるアクセシビリティ推進に同じ課題があると感じています。
この課題については翌日に開催された アクセシビリティカンファレンス名古屋 でもありましたが、企業ごとにビジネスターゲットが異なることから一般化して考えることが難しい課題だと感じました。
なぜやるのか?の言語化を問いかけ続ける。のが大事と仰っておりその通りだ…!となりました。
懇親会
私がアクセシビリティを知ったきっかけとなり、このイベントでも発表された ihara さんとお話ができてとても勉強になりました。
また、私の間違った説明を訂正してくださった ymrl さんともお話ができました。
いわゆる有識者の方々と話せば話すほど「私はまだなにも知らない…!」となりアクセシビリティの奥深さを垣間見ました。
懇親会の料理はてんむす、手羽先、串カツという名古屋名物があり、どれも美味しかったです。
翌日に開催された アクセシビリティカンファレンス名古屋 についても参加ブログを書くと思いますのでお待ちください。